ベストなテキストを使いこなそう ①読む
昨日、お持ちの中からベストなテキストを見つけ、
それ以外は処分しましたか?
改めて、
英語は 【質より量】 です。
教材を多く持つのではなく、
使用法を多く持ち、
テキストがボロボロにまるまでたくさん練習して身につけましょう。
学習法ですが、
お持ちのテキストに「テキストの使い方」が載っていると思います。
それをまずやってみましょうね。
1度きりでは身につきませんから、
何度も何度も繰り返しです。
どんどんページを進めていくのではなく、
①前日にやったものを復習してから新しいものをやる
②月曜日~金曜日まで進んだら土日で全部復習
といったように行いましょう。
1冊全部終わらせてからでは、
最初の方は覚えていないはず。
答えを覚えていたとしても、
内容や単語・フレーズ・文章などをご自分の口で復元できないようであれば、
【勉強した意味がありません】。
すぐに復習を忘れずに。
さて、今日から、
お持ちのテキストの活用法を細かく説明していきます。
本日は「読む」についてです。
【リーディング力を伸ばす、テキストの使い方】
お持ちのテキストには数文の英語と和訳が載っていますね?
その2つを上手に使いましょう。
辞書は使わず、
わからない単語は「和訳の中から」探すクセをつけましょう。
辞書の単語の意味がその文章に完全にマッチしないことは多いです。
なので、和訳を活用してください。
まず、リーディングに必要なのは
●前から読んで理解していく力
●要点をつかむ力
●速く読む力
です。
こういった力をつけるために身につけておいた方がいいのは、
【スラッシュリーディング】のスキルです。
「意味の塊ごとに」スラッシュを入れていき、
そこまでをまとめて訳す。
それを繰り返すことで、
文章の頭から最後まで、
何度も「行ったり来たり」することなく、
読むことができます。
はじめはスラッシュをたくさん入れても大丈夫、
慣れたらスラッシュを減らし、塊を大きくしていきましょう。
I went shopping / with a friend / yesterday.
私は買い物に行ったの / 友達と / 昨日
こんな感じです。
前からでも意味が十分理解できますよね?
今日はこれをやってみましょうね。
加えて、【要点をつかむ方法】です。
英語の文章の構成は、日本語と違って
とてもシンプルでわかりやすい作りになっています。
(もちろん例外はあります)
注目すべき箇所は
①タイトル(メールなら件名)
②最初の段落の最初の文
③各段落の最初と最後の文
④最後の段落の最後の文
です。
英語は、文の作りを見ても分かるように
一番大事な「誰がどうした」を先に言い、
その後、こまごました説明をつけます。
[ I went shopping ] with a friend yesterday.
「誰がどうした」の部分はとても重要なので、一番前にきます。
●重要なものは「先頭」に来る(文単位でも、段落単位でも)
●段落の終わりで、もう1度念を押す(重要なことや伝えたいことは繰り返されます。英語は起承転結ではなく、段落単位・文章単位で【結承結】になっています)
●加えて、最後の段落の最後の文にもう1度大事なものを【念押し!】で伝えて、文章を締める
これを覚えておいてください。
そして、
リーディングをする際、
全体を1語1句理解できなくてもまったく問題ありません。
それより
①タイトル(メールなら件名)
②最初の段落の最初の文
③各段落の最初と最後の文
④最後の段落の最後の文
ここだけを読み、
どんな内容なのか 【推測する力】 をつけましょう。
推測力はとっても大事ですよ。
最後にもう1つ。
1つの文章を繰り返し読みながら、
時間もはかりましょう。
最初は時間がかかる上に、
「全部読み終わった時点で内容も頭に残っていない」という方もいると思います。
理想(最終目標)は、
英語の文章を「行ったり来たりせず」頭から速いスピードで理解していき、
読み終わったところで
「自分の言葉で内容を復元することができる」
です。
1語1句一緒である必要はありません。
内容を説明できるかが大切です。
それを日本語と英語でできるようにしましょうね。
それができれば、
内容をしっかりと分かっている証拠。
その文章に関する問題も、
何度も文章と問題を行ったり来たりすることなく解くことができますよ。
●単語は和訳を使って意味を調べる
●スラッシュリーディングで前から理解する力をつける
●文章内の重要な文を使って要点をつかみ、内容を推測する
●内容を日本語と英語で自分の言葉で説明する
●リーディングの時間を計り、スピードをあげる
1冊でもこんなに色々と勉強できます。
ゆっくり時間をかけて、
リーディングのお勉強をしてみてくださいね。
明日は「書く」についてです。
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