個性がない
街を歩いていて、ふと思ったこと。
ファッション雑誌を見て、うーんと思ったこと。
個性がない。
忘れもしない、
アメリカから完全帰国した日の成田空港。
どこを見てもみんな同じ格好で、
あれ、いまの人さっきも見かけたよね?
と思ったら違う人で・・・。
脳内パニック。
何だこれは。
その時はどうやら、
花柄ワンピースにGジャンをコーディネイトするのが流行っていたのだと後から知りました。
最近また街を歩いていて思います。
みんな同じ。
皆さんとってもおしゃれで素敵だけど、
みんな同じ。
個性がない。
日本のファッション雑誌はとっても丁寧で、
これさえ持っていれば!
これを着れば!
と「must have」感を強調し、
これはNG!
これは古い!
などとチェックもいれ、
加えて、
着回しなどをアドバイスしていますね。
着回し力があれば、
少ない服でもやっていけて確かに良いです。
でも、
ちょっとアドバイスが丁寧すぎて、
結局
みんな同じになってしまっている。。
海外のファッション雑誌は、
そこまで丁寧にはやっていないように思えます。
だから逆に、
ひとりひとりの【センス】が鍛えられるし、
ひとりひとりの【個性】が活きる気がします。
内面が表れています。
お洋服がすごくリーズナブルになり、
奇抜な色合わせなどが若者の間でも流行り、
一見個性が出ているように見えますが、
それをやっている人口が多ければ、
結局はそこに個性はありません。
『日本人は英語ができない』
それは、
言語の問題ではなく、
実は
【内面の問題】が大きいです。
●自分がない
●自分の意見がない
●違いを当たり前に受け入れることができない
●ありのままの自分を認めていない
言語としての英語力は皆さんあります。
中学から勉強してきていますし、
日常でも英語は目や耳にしているので(カタカナ英語でも)、
英語力ゼロの人はいません。
磨くべきは、
言語の英語・・・
ではなく、
「自分力」です。
自分が好きなもの、
理由は言えますか?
自分の言動に自信と責任を持っていますか?
英語は、
皆さんがお持ちのお洋服などと同じ
「もの」です。
1つの物です。
皆さん自身を表現するツールの1つです。
お洋服も、
英語力も、
扱うのは皆さんで、
活かすも殺すも皆さんなんです。
「もの」には個性が表れます。
その個性が他人をひきつけます。
英語力がない・・・と嘆いている方は、
一度お持ちの「もの」を見てみましょう。
そこに
自分らしさはありますか?
それが家にある理由はしっかりありますか?
今日はそれを考えてみましょう。
ご自分の個性・ご自分らしさを引き出さないものを処分して、
引き出してくれるものを手に入れてみては?
自分らしい「もの」に囲まれている時、
皆さんはイキイキして見えます。
鏡を見てびっくりするはずです。
英語力もそのひとつ。
「いまの英語力が皆さんの個性」なのですから、
それをしっかりと受け入れて、
それに自信を持って、
フルに活用しましょう。
自分より流暢に話せる人と比べないでください。
同じ教材を使おうとしないでください。
同じ目標を持とうとしないでください。
それは自分には似合わないのに、
流行の服だからと
無理矢理着ているようなものです。
それは【皆さんではない】です。
いまの皆さんを、
フルに活かしましょう。
流行りの服を決まったコーディネイトでしか着れないより、
好きなものを好きなように着ることができる方が魅力的です。
言語としての英語力は高いのに会話が続かない人より、
知っている英単語を並べて、ジェスチャーをつけて、
笑顔で積極的に話している人の方が魅力的です。
0コメント