ベストなテキストを使いこなそう ⑦表現
シリーズ第7弾です。
今回がラストとなります。
ここまで、
自分に合ったテキストを使いこなす方法を
「読む」「書く」「聴く」「話す」「文法」「語彙・熟語・フレーズ・イディオム」
と、細かく分けて説明してきました。
皆さんやってみましたか?
本日は、上記「聴く」「話す」でも少し触れていますが、
「発音・イントネーションなどの表現力」
についてお話します。
中学・高校と
インプットを中心とした学習や
沢山の試験を受けてきた私たち日本人には、
以下の特徴があります。
●インプット量は足りている
●嫌だと言いつつも、試験勉強が好き
●自己学習をしようとすると、慣れているインプット学習に偏りがち
●英検やTOEIC等のテストで英語レベルを判断しようとする
●音読を毛嫌いする
●会話練習は相手がいないとできないと思い込んでいる
●完璧主義(自分の文法ミスを許せない)
●発音やイントネーションなどの表現力が低い
●スピーキング力を「聴く」「読む」学習で伸ばそうとする
皆さんに当てはまるもの、ありますよね?
今まで長い間やってきた学習法で伸びを感じない場合、
学習法が合っていない可能性は大です。
上記2つ以上当てはまった方は、
まずやるべきことは、
発音・イントネーションなどの表現力の強化です。
何度かお伝えしていますが、
自分で言えないもの は 聞き取れない です。
自分で言えるものが増えれば、
リスニング力も上がります。
発音強化に関して、
毎日の学習に取り入れていただきたいことは、
①何も見ずに音源を聴く
②お持ちのベストなテキストの英文を見ながら、①で聞き取れなかった(聴き取りにくかった)箇所をマークする
③マークした部分に注目しながら、もう一度聞き、どう聴こえるか「カタカナ」でもいいので書いてみる(目と耳の情報を一致させます)
④書いた発音を、音源のスピードで言えるまで、最低10回音読練習する
⑤もう1度、何も見ずに音源を聴く
⑥カタカナで書いた場合はそれを消す
単語同士がくっついて聴こえていたものは、
一つずつはっきり聞こえませんか?
この現象は、
自分でできるようになったから起こることです。
それをいっぱいにしていきましょう。
地道な作業に思えるかもしれませんが、
一旦できるようになった発音は、
もとには戻りません。
1つずつを確実にしていきましょう。
発音に関しては以上です。
次にイントネーション・音の強弱です。
①何も見ずに音源を聴く
②英文を見ながら音源を聴き、イントネーションの上下を英文に書く(波のように線を引くのも良いです)、加えて、強く読んでいる単語をマークする
③ ②を参考に音読練習する(最低10回、文を覚えてしまうくらい、音源と同じスピードになるまで)
④音源と一緒に言ってみる
イントネーション・音の強弱は
以上4ステップです。
最後に、
発音・イントネーション以外の表現力強化を行いましょう。
感情表現 です。
今までと同じように
①何も見ずに音源を聴く
②どんな感情か推測する(声のトーン、話すスピードなどにも注目する)
③英文と日本語訳を見ながら、もう一度感情を推測する
④「音源を聴いて真似をする」を繰り返し、感情表現を身につける
⑤音源と同じスピードで言ってみる
をやってみましょう。
発音・イントネーションや音の強弱・感情表現すべての練習において大切なのは
●まず何も見ず聴いてみて、自力で推測する
●その後、英文を見ながら、目と耳の情報を一致させる
●もう十分と思ったとこから1回多く音読練習する
です。
ここを飛ばさずに行いましょう。
アウトプット練習が嫌いな方・面倒くさい方は、
上記を飛ばしがちです。
特に、
音読回数は非常に少ない傾向にあります。
1回や2回じゃ身につきませんよ。
それで身につくのなら、
今頃テキストの中身が全部頭に入っていて、
スラスラ言えるはずです。。
それを続けていても伸びませんし、
「英語ができない」「英語がわからない」「英語が難しい」「やっても伸びない」
といったイメージばかり持ってしまいます。
本日まで7回に渡り、
ベストなテキストを使いこなす方法をお伝えしてきました。
①~⑦まで毎日行うことが理想ですが、
お時間の無い方は、
苦手なものを まず1か月 続けてみましょう。
1か月でかなり変わりますよ。
今日から、
正しい方法で行いましょう。
どうせ勉強するのなら、
確実に力になる方法で行いましょう。
0コメント